『ショーシャンクの空に』 THE SHAWSHANK REDEMPTION
- 1994年アメリカ
- 監督:フランク・ダラボン
- 出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー
日本で人気映画ランキングをやると、必ずといっていいほどベスト5には入ってくるみんなが大好きな映画。
しかし、大どんでん返しの映画としてはちょっと異色な存在ではないかと思う。
刑務所映画といえば「脱走」というキーワードが付き物だが、
この映画は全くそんな気配を感じさせない。
囚人たちの友情や、どんな環境でもくじけない精神といったような物語を全面に押し出しているので、
観客としては「ああ、これは脱走なんてくだらないことは考えない、
美しいヒューマンドラマなんだな....」と感じてくる。
このジワリジワリと身にしみてくるドラマタッチが、まさかどんでん返しの伏線だったとは。
そして最後の、主人公が自殺?!という究極の思わせぶりからの大逆転は、本当にやられた〜!と思った。
ピュアな気持ちを踏みにじられたはずなのに、何故かすがすがしい余韻が残る。
「すがすがしい大どんでん返し」これが万人に受け入れられる秘訣なのだろう。
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