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討論会5

当サイトでは『ユージュアル・サスペクツ』の謎についていろいろと研究、解明していますが、 まだ解けていない謎、気になる点などについて、いくつかのメールをいただいています。 それらをここで紹介し、皆さんと共に討論していこうと思っています。

Q01〜10 Q11〜20 Q21〜30 Q31〜40 Q41〜50 Q51〜60 Q61〜70 Q71〜80
論争1 論争2 WANTED! もしあの5人組が

Q41

ベニチオ扮するフェンスター、この人物って物語の展開等に大きく関わってましたっけ? いえね、いろんな所で聞くんですよ。「ベニチオも凄かった」って。 他にも登場人物いるのにK・スペイシーに次いで何故かベニチオが多く褒められてるのは何故なのか…
(ペソ さん)
ベニチオ・デル・トロ NHKで不定期で放送している「アクターズ・スタジオ・インタビュー」で、 デル・トロが出演した際に『ユージュアル・サスペクツ』で演じたフェンスターについてたずねられた質問に対して、 本人が「セリフは二の次」みたいなことを言っていたらしいです。 実際私は見損なったので日本のファン・サイトで抜粋を見ただけですが、 インディペンデント映画祭でこの役に対して助演賞もらったので高評価みたいですね。 別の取材記事で「『13日の金曜日』とかで一番最初に殺されるかわいこちゃん」 みたいな役だとも本人が言っていたような。
(信 さん)
ベニチオ・デル・トロのあの変な演技(しゃべり方)は、彼が脚本を読んで、 自分の役が一番最初に死んでしまうのを知り、 「フェンスターはストーリー的に大きな影響はないから、セリフは二の次だ。 ならば演技力で勝負したい!ちょっとやってみたいアイディアがある」 みたいな事を監督に申し入れて、それが認められて、あの演技になったようです。 ベニチオ・デル・トロが出演している他の映画も見ていただければわかると思うんですが、 彼はいろいろな作品で変なしゃべり方を試していて、それがすごいんですよ。 特に『ユージュアル・サスペクツ』のしゃべり方はかなり変です。 5人組の面通しのシーンのしゃべり方は有名で、ケヴィン・スペイシーもびっくりしたそうです。
(verbal より)
フェンスターのしゃべり方 フェンスターの役作りについて、海外盤DVDに「ギャグリール(NGシーン)」がついていて ベニチオ・デル・トロ氏が台詞をかんでしまっているシーンが何度も何度も出てくるのです。 本当に苦労したんだなあって、思いました。 彼の話し方を外国の友人に尋ねたら「多分キューバなまりを真似しているんではないかな?」と 言っていました。でも定かではないです。
(さちねこ さん)
ベニシオ・デル・トロ(ベニチオではなくベニシオと発音するらしいです。 彼の専門のサイトでも読みましたし、ベニシオもそう発音して欲しいと言っているそうです。) 演技力すばらしいですよね。アクターズ・スタジオのインタビュー、観ました。 フェンスター演じるに当たっても工夫していますし、 『ラスベガスをやっつけろ』なんかではすごい体重を増やしていますよね。大好きな俳優です。
(エメラルド さん)
オリジナル・スクリプトでは、もっと年配の設定だったらしいですが、丁度いい役者が見つからないところ、 ベニシオが候補にあがって、ああいう若い設定になったそうですね。あと、監督の解説によると、 相談してキャラを決めていく時に、ベニシオが「Black Chinese Puerto Rican Jew」でいくといって、 あのようなどこの人種だかわからず、聞き取れない言葉をぼそぼそ言うキャラにしていったそうですね。
(Nita さん)

Q42

コーヒーカップが割れたときにKOBAYASHIというのが底に見られますよね。 でも、キントが話しているときってコーヒーが入っているし書かれてある字は見えませんよね。 底の裏を持ち上げて見たのでしょうか?弁護士KOBAYASHIの作り話するとき、 キントはどうやってコーヒーカップの底にある字を見つけたんでしょうか?
(エメラルド さん)
コーヒーカップの底 シーン解析のコーナーでいうところの、 シーン4(クイヤンの尋問シーン)からシーン5(ニューヨークの面通し後の回想シーン)に移る時は ヴァーバルとクイヤンが互いに向き合って、コーヒーを飲んでいるシーンから切り替わります。 このとき、クイヤンの背中越しにヴァーバルを見下ろしたアングルとなっているのですが、 ヴァーバルはコーヒーを飲みながら、クイヤンの顔の方をじっと見上げているのです! つまり、このときちょうどクイヤンはコーヒーを飲んでいるので、 下から見上げる=クイヤンのコーヒーカップの底が見える、ということになります。
(verbal より)

Q43

冒頭のキートンが撃たれるシーンのカイザー・ソゼはケヴィンが演っているとのことですが、 あの声はケヴィンの声ですか???
(miffy さん)
キートンを撃つ 最初の船の上のキートンを撃つシーンは、ケヴィン・スペイシーがソゼをやっています! もちろん彼がしゃべっています。 あと、ガソリンの導火線にタバコを落とすときのソゼの足は、なんとブライアン・シンガー監督なのです。 トルコ時代のロン毛のソゼは、残念ながらケヴィン・スペイシーではなく、 スタッフの1人にロングヘアのカツラをつけて、演じてもらったらしいです。
(verbal より)
日本語吹き替え版では、どうなっているのでしょうか。 ヴァーバルと同じ人が声を出していたら、一発で晴れそうですね。
(イニシャルはK・S さん)
日本語吹き替え版でも、やはり冒頭のソゼの声は、 ヴァーバルの吹き替えをやっている人でしたよ! 今さらですが、DVDの吹き替え版とTVオンエアでの吹き替え版とでは、けっこうセリフが違うもんですね…。 DVDの方が原語に忠実というか、TVではあまり言えそうにないことちゃんと言ってますね、 面通しの時のカードに書いてあるセリフとか。
(verbal より)

Q44

最初見たときにおや?と思ったのが、冒頭と最後の回想に出てきた、積んであるロープの束のシーンです。 どう見ても、人が後ろから覗き観れる隙間があるようには見えなくて…。 ここで、ヴァーバルの嘘が始まっているのかな。と思いました。
(kana さん)
ロープの束 当サイトでは、冒頭のシーンはウソではない(=ヴァーバルの回想ではない)と解釈しています。 よって、ここで出てくるロープの束のシーンは、 別に、後ろから誰かが覗き込んでいるんだよ、ということを意味しているのではなく、 ただ単に、ロープの束を写しているだけなのです。 二度目にこのシーンが出てくるのは、ヴァーバルの回想シーンの中なので、 「ああ、前に出てきたこのシーンは、そういうわけだったのか…」 と思わせるためのミスディレクションといえるでしょう。
(verbal より)

Q45

火傷の男は火傷を負う前は回想シーンのどこかに登場しましたか?私が見落としだだけ?
(AI さん)
アーコシュ・コバッシュ 火傷の男アーコシュ・コバッシュは、回想シーンでは特に確認できませんね…。 でも、火傷を負うことになった火災というのは、おそらくキートンを殺した後の、 ガソリンの導火線から着火されたものだと思いますので、 もしかすると、あの導火線が進んで行くときに写る、倒れている男たちの中の1人が 実はコバッシュなのかもしれませんね。 彼はその時まだ息があって、キートンとソゼの会話を聞いていて、そこでソゼの顔と名前を記憶したのかも?
(verbal より)

Q46

FBI捜査官が、火傷の男の病室に入って携帯で話してるとき、心拍数が上がって興奮してるシーン見ると、 携帯の電波が医療機器に影響を及ぼしているように見えてしまうんだけど、皆さんどう思います?
(イーディ可愛い! さん)
ジャック・ベア FBI捜査官ジャック・ベアの病院での行動は、確かにひどすぎますね。 私は携帯よりも、先にタバコを止められたにもかかわらず、 平然とそのまま病室に入っていった時には、始めて見たときから、こいつ嫌なヤツだな〜と思いました。 あの時の看護婦の「何この人??」って顔つきが、とても印象的でした。
(verbal より)

Q47

基本的にこの作品はヴァーバルの回想(作り話)をベースとして話が進んでいくのですが、 クライマックスの船内のシーンでヴァーバルは船外にいるはずなのに、 何故回想シーンの中では船内で単独行動している筈の キートンやマクマナスの様子が分かっている事になっているんでしょうか? もしかしてこれも伏線の一つで「ヴァーバル=船内にいるカイザー・ソゼ」って事なのでしょうか?
(Isiah さん)
『ユージュアル・サスペクツ』の回想シーンは、ほとんどがヴァーバルの回想によるものですが、 必ずしもヴァーバルの視点からとらえているわけではありません。 基本的に、ヴァーバルがその場にいることを前提に、第三者の視点から写したシーンとなっています。 なので、船の襲撃のシーンも、全体のイベント的にはヴァーバルはその場にいることになっているので、 キートンやマクマナスたちの単独行動のシーンがあっても、不思議ではありませんでした。 しかし、1回最後まで見てしまうと、ロープの束の陰に隠れているヴァーバルというのはウソだとわかるので、 船内に潜んでいるソゼの目として、キートンたちを見ているのかと、とらえることもできますね。
また、この辺りの回想シーンは、ヴァーバルのウソの話を聞きつづけて、 ミスディレクションされたクイヤン捜査官が、頭の中で描いている回想シーンといえるかもしれません。 銃を撃ったソゼがキートンだったシーンもあることから、これは明らかです。
(verbal より)

Q48

公園で5人がレッドフッドと会うシーンで、レッドフットが「よお、フェンスター」と言った時、 フェンスターが挨拶代わり(?)にした不思議な手の動きは何ですか? アメリカでは何かを意味する動作なのかなーと…
(MIKA さん)
レッドフットとの会見 あのフェンスターの動きは、全く分かりません。 フェンスターとレッドフットは面識があるみたいなので、 チンピラ仲間のちょっとした挨拶のような感じもしますが…。 それとも、ベニチオ・デル・トロお得意の変な言動の一つなんでしょうか?
(verbal より)

Q49

アメリカで英語版のDVDを見たのですが、留置場で5人が出会って、 ヴァーバルに「What about it, pretzel man, what's your story..」と話しかけてますが、 日本語で「pretzel man」は何と訳されてるんでしょうか。 pretzelは俗語でドイツ人のことだそうで、カイザー・ソゼの父親がドイツ人というのの伏線かも、と思ったり。 でも単にプレッツェル売ってる人のことかもしれないし。
(ALEX さん)
プレッツェルマン ノベライズでは、プレッツェルマンを「ねじまがり野郎」と訳しています。 ヴァーバルは左半身が麻痺していて足が曲がっていたりすることから、そういったのだと思っていました。 ドイツ人という意味があるというのは、とてもおもしろいですね〜。
(verbal より)

Q50

仲間と一緒にコバヤシを脅しに行くシーンありますよね? あの時、仲間の誰かが、もしカッとしてコバヤシを殺してしまったら、 カイザー・ソゼとしては、自分の代わりに表に出て指示を出すなど、 色々動いてくれ、信頼する部下が死んでしまっては、 困ると思うのですが、心配ではなかったのかしら?流れにまかせて、もしコバヤシが死んでしまっても、 冷血なカイザー・ソゼなら、なんとも思わなかったのかな? もっとも、それも本当にあった出来事なのかどうか定かではないのですが。
(Nita さん)
コバヤシ暗殺計画 本当にあの場でコバヤシを殺してしまいそうな雰囲気だったら、 ヴァーバル(=カイザー・ソゼ)が、「やっぱりこいつを消すのはヤバイぜ…」とかなんとか言って 他の3人を説得してみるんじゃないでしょうか? まあ、直情タイプのマクマナスなんかにはそんな暇はないのかもしれませんが。 結局、あの脅しが効いたということは、キートンの恋人イーディを保険として雇っていたのは、 正解だったということでしょうか。(Q29参照)
もし、それでも本当にコバヤシを殺してしまっていたら、 「9100万ドルをうまいこと頂戴できる無血プランを思いついた」とか言って、 なんとしても3人を港に向かわせようとするでしょう。 ムチでダメなら、アメで釣れって感じですね。
(verbal より)

Q01〜10 Q11〜20 Q21〜30 Q31〜40 Q41〜50 Q51〜60 Q61〜70 Q71〜80
論争1 論争2 WANTED! もしあの5人組が